デザインアイデンティティ:カラコンから読み解く個性診断

アンジョルノ マンスリー

瞳から浮きづらく自然ななじみ感が特徴で普段使いにも活用できるのがポイントのアンジョルノマンスリーのカラコン、その中でも綺麗に入ったハイライトが瞳に輝きとうるみ感を与えてくれるのが魅力の「びーだまブラウン」を使用したレポを紹介します。
黒眼をふんわりと優しく見せつつ、明るめの色が入ったハイライト入りのカラコンで、透明感の高い瞳にしてくれるのがメリットの一つですが、最大の特徴はハイライトカラーのドットが左右非対称のアシンメトリーに入っている点です。
ハイライトが左右対称だったり、片側に三日月のような形で入っている他のハイライト入りカラコンだと、付けているうちに瞳からカラコンがずれてハイライトの位置もずれた場合に、瞳が不自然な印象になりがちです。
一方アンジョルノマンスリーのびーだまシリーズのハイライト入りカラコンは、明るく透き通るような色の長さの違うハイライト部分がアシンメトリーにぼかされて入っているのでカラコンがずれてもナチュラルな見た目を維持できます。
レンズ直径のDIAは14.4mmで着色部分の直径は13.6mmの大きさで、不自然に大きすぎず小さすぎない絶妙のサイズ感です。
使用したびーだまブラウンの発色も、瞳に馴染みやすいミルクティーブラウンとグレーっぽい落ち着いたブラウン色のミックスなのでしっかりしたサイズ感のカラコンながら普段使いにも派手になりすぎず、色んなメイクに合わせやすいハイライトカラコンでした。
レンズの外側のフチ部分はぼかしの効いたダークブラウンの発色なのでふちどりがはっきりしすぎず、ほわっと瞳が大きくなるようなイメージでした。
フチはあまりくっきりしていませんがダークブラウンのドットのやや濃い部分が一周レンズを囲っているので、瞳の大きさを適度に印象づけつつ、立体感を感じさせるような目元になれます。
最大のポイントであるアシンメトリーのハイライト部分もかなりランダム感のあるぼかしが効いているので、元々の瞳が多くの光を取り込んでいるようななじみ感があります。
自然光に当たるとグレーっぽい明るいブラウンの部分はややしっかり目に発色するので瞳がより淡く透明感の高い印象になります。
長くつけていても瞳が乾きにくい低含水タイプのカラコンで、保存液にもレンズの潤いを守るMPCポリマー配合で瞳に優しい設計も嬉しいポイントです。
ハイライトが入った「水光系カラコン」を使いたいけど、付けている間のハイライト位置のズレによる不自然感が気になる人にこそお勧めしたいカラコンですね。